自費出版で業者に騙されないコツ

自費出版ブームにおける注意

 

 

近年では、自費出版による作品の数が増加傾向にあるようです。もともと作家に憧れていたという人も多いわけであり、ある程度の人生経験を積み、ある程度の経済力を持っている人であれば、これまでの自分史などを本にして出版したいと考えてもおかしくはありません。

 

 

特に、今後はいわゆる団塊の世代が大量に定年退職を迎えることになるため、現在の自費出版ブームはさらに拡大するようになっていくと考えられます。

 

 

しかしながらその一方では、こうした自費出版ブームを狙った悪質商法まがいの色々な勧誘が横行してくるようになる可能性も非常に大きいといえるのです。

 

 

悪質な詐欺商法によって告発されたいくつかの出版社は、すでに倒産したり廃業するなどしてその姿を消しています。また、こういった事件がメディアを通して大きく報道されたために、これらと似たような手口によって自費出版を呼びかけていた出版社もその襟を正したために、現在では以前ほど非常識な自費出版詐欺事件というものが発生しにくくなっていることは確かなようです。

 

 

しかしながら、こういった悪質な詐欺商法というものが完全に根絶されたわけではなく、違法ギリギリの商法を行なっている業者はまだまだ存在するようですから、この先、自費出版の契約を結ぶ際には、目先のことばかりではなく根拠のある信頼感に基づいた契約をすること大切になってくると思われます。